明日、長野に帰ります。
帰る前に、PCで書きたいことがあるから書くよ。
私が19歳になる前にどうしても書いておきたいんだ。
自己満記事だから意味不明だけどそこらへんはごめんね。
そう、もうすぐ19歳になるよ。
私にとって、
9月と19歳ってね、
すごく大事なんだ。
書きたいのはね、ある大切な人のこと。
いつも私の支えになってくれる、本当のお兄ちゃんみたいな人です。
お兄ちゃんは、私が中学2年生のとき亡くなりました。19歳だったの。
忘れもしないよ、9月の終わり、文化祭の日の夜。
お兄ちゃんは、もうすっかり冷たくなった夜の闇の中に、自ら飛び込んで逝ってしまった。
私はただ祈るしかなかったよ。お願い、生きて帰ってきて。そう祈ることしかできなかった。
翌日家に戻ってきたお兄ちゃんは
冷たい水の中に居たからか血色を失って、それでもとても幸せそうな顔をしていた、気がする。
どうして?
そのときは、もう何がなんだかわからなくて
涙すら出なかった。
ほんの2,3週間前は
資源回収に来た私に向かって、笑顔で
「お疲れさま。」
って言ってくれたのに。
ちゃんと、学校にも行き始めてたのに。
悲しくて、いま此処に居るお兄ちゃんが息をしていないことが信じられなくて、
何度も呼びかけようとしたよ。
お通夜から帰ってきて、自分の部屋で泣いた。
少ししか、涙出なかった。
今でも信じられないんだよ、いつか目の前に現れてくれそうで。
告別式の前に、お兄ちゃん宛に手紙を書いてね、おじちゃんおばちゃんに渡したんだ。
その手紙で約束したの、
「お兄ちゃんの分まで生きるよ。」
告別式で、住職さんが読んでくれたらしくてね…式から帰ってきたじいちゃんが泣きながら話してくれたよ。
お兄ちゃんのお骨がおうちから去ったあと、おじちゃんおばちゃんがいろいろ話を聞かせてくれた。
本当に優しくて、優しすぎる人だったんだって。
そんな人を「怖い」って言って避けてた自分が信じられないよ。
3月、おばちゃんが卒業アルバムを見せてくれたよ。
涙が止まらなかった。
卒業写真の中のお兄ちゃんは、すごく痩せてやつれてて
入学式の写真の彼とは別人みたいだった。
私にも、なにか、ほんの小さいこと
挨拶だけでもできたかも知れないのに。
そしたら、お兄ちゃんは…
後悔と無力感でいっぱいだった。
思ったよ、
私はお兄ちゃんの分まで生きなきゃいけないんだ。
お兄ちゃんのように優しい人間になって、いつか天国に行ったとき
私の生きた世界を教えてあげよう。
強く強く思ったよ。
お兄ちゃん、読んでくれるかな。
私さ、今まで何度も人生が嫌になって、お兄ちゃんのところに逝こうと思ったけどね、
そのたびにお兄ちゃんに助けられたよ。
お兄ちゃんが居なかったら
私は今こうやって息してないかも知れないよ。
ありがとう、ありがとう。
なんとか同い年まで生きてこれたよ。
優しい人間になれたかは疑問だけどね…
今まで、目標は同い年だったんだけどね、
もう少し生きるよ。生きたいな。
これからも、
お兄ちゃんの分まで精一杯頑張るね。
お兄ちゃんが居なくなった秋から折り続けてる1組19羽の鶴
今5組居るよ
同い年になったら1羽ずつ増やしていこうと思ってたんだけど、
やっぱり19羽にするよ。
ココロはずっと19で居たい、からさ。
今年も19羽折るから。
それから、長野に帰ったら久しぶりに顔見に行くよ。
お線香あげてね、19になった感想伝えるんだ。
これからも、ずっと大切なひと。