音がしそうなくらい。
ポキン、って。
そのくらい、心が折れた。
無視されているのか、それとも気付いていないのか、それとも他の人間が使っているのか、
そんなことすらわからない。
私はいつも奴に翻弄されてばっかりだ。
もう、何回でも心は折れたはずなのに。
もう、何回も、一生話さないって心に誓ったのに。
私のそんな決意を容易く破るんだ。
なんて強い力だろう。
どうして、そんなに強い力が持てるんだろう。
全てを忘れたい。
全てを忘れて、全ての贔屓目も無くして、
振り出しから見つめてみたい。
そうしたところで、また同じところにたどり着くような気がしてしまう私は、
やっぱり成長していないのだろうか…
ただのMなのか、とか本気で思うよ。
”成長しないわよ 都合の良い女
待ち続けるだけの 恋人なんて……”
……コーヒーでも飲みに行きますかね。
あ。
車無いんだった。
畜生、このまちにDMコーヒーがあったらいいのに。
PR