そして、怠惰だったから、
中国語じゃなくて、英語で会話してたんだ。
やっと注文カウンターに着いたのに、
そこで割り込まれて、なかなかご飯が買えない。
荷物はロッカーに入れて、お財布と携帯のみの私。
心配してくれるカウンターのお兄さんたち。
ありがたいな、と思いつつ、無事にご飯ゲット。
そのあと、まだまだ小さい妹を連れて、実家に帰る予定だったんだ。
チケットを買って、ホームへ。
....荷物がない。
まだロッカーの中だ。
もう、切符は切られている。
どうしよう?
とりあえず、引き返す。
妹を引き連れて。
なかなか改札にたどり着けない。
改札のあとは、ロッカー。
どうしても、ロッカーのあるフロアに行けない。
荷物がないと、帰れないから
私は仕方なく、
そのフロア行きの新幹線に乗ったんだ。
妹を引き連れて。
私の期待とは相反して、
私はどんどんどんどん駅から離れて行く。
妹を引き連れて。
結局、妹を連れ回したまま、
「もうすぐ着くからね、もうすぐ着くからね」って
何度も何度も言い聞かせてだまかして、
それでも、目が覚める直前も、
荷物の入っているロッカーにはたどりつけなかった。
どんだけ無責任なんだろう、わたし。
と思って、すごく心が痛い。
きょうだいにばかり迷惑をかけるわたし。
いないほうがいいんだろうか。
こんなに迷惑をかけるくらいなら、
いないほうがましなのかもしれない。
....こんな人間になりたくない。
それから、自分の、
割り込みをした人に向かっての
ざまぁ見ろ、っていう気持ちが
とてもとても嫌だった。
黒い感情は
どうやったら
柔らかくなるんだろうか。
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