このブログに久しぶりに書き込もうと思うきっかけを作った曲のことを書きたいのに、
いろいろ調べてもジャンルが出てこないから書けなくてすごいもやもやする!
アコースティック・ギター+マンドリン+ベースギターで、なんかシャレオツなバーとかで流れていそうな曲なんですが。レストランじゃなくて、バーね。マイナーな曲調がオトナだから。
まぁ、とにかく、すごくシャレオツでオトナな曲調なんですよ。
なんですが、歌っている内容は
「痛風」。
知ってます?痛風て。患者さんの90%以上が男性っていう、関節炎をおこす病気です。
ある一定の環境が整ってしまっている身体(高尿酸血症とかいうらしい?)で、アルコール(というかビール)飲み過ぎるとなるらしい。足の指の関節に起こりやすく、風が吹いただけでも痛いので痛風と呼ばれるようになったのだとか。(病名には諸説あるらしいですが。)
で、なんで痛風の歌かというと、作った人・歌っている人が痛風だから(笑)。
「風が痛い」というこの歌。
私が初めてこの歌に出会った場所は、小学校高学年の時、父に連れられて行ったSAMというバンドのライブでした。
父が追っかけをしていた坂庭省悟さん(S)、痛風持ちの赤木一孝さん(A)、ベースギターがかっこいい松崎博彦さん(M)から成るバンドで、ジャンルは一応フォーク、かしら。
フォークなので、難しい曲も多かったですが、電子パーカッションやスプーンなど、次から次へと見たことのない楽器が出てきて、MCも楽しくて、絶えず笑顔の楽しいライブだったと記憶しています。
そのライブの最初に、赤木さんが痛風であることをカミングアウトなさっていて、「?痛風??」って顔を私たちがしたからでしょうか、詳しく説明してくださいました。
子どもながらにおっそろしい病気だなあと思ったのを覚えています。
で、ライブ中盤だったと思うんですが、件の「風が痛い」を披露してくださいました。
ここで「風が痛い」の内容を少しお話したいと思います。
秋の風が僕の身体を吹き抜けていく――
――痛風にかかっている「僕」は、風が吹くだけで足の指が死ぬほど痛い。
「キミ」といい感じになった夜も、食べ過ぎ・飲み過ぎで足の指が疼く。
痛い、辛い、足の指。僕は痛風。
ある日、僕は一筋の光を見つけた。それは、「治してくれる、くすり」。
こんな内容なのですが、終始シャレオツでオトナな曲調なのにも関わらず、エンディングが最高に面白いのがこの曲なのです。
治療薬が見つかって、辛い気持ちが少し和らぐ「僕」。そして、以下が衝撃のエンディング:
「きちんと付き合えば 明るい病気 痛風」
「かかるんだったら 痛風」
「ぜったい ぜったい 痛風」
「病気は 病気は 痛風」
「
キミも僕も 痛風」
キミも僕もて!巻き込むんかい!しかも痛風ゴリ押ししてるし!
と、高学年だった当時の私も爆笑しました。周りのオトナも笑ってたような気がします。
そういう可愛いギャップもあったりして、大好きな曲です。
しかし、こういう曲、結構あると思うのですが、全然ジャンルの情報が出てこない(´・ω・`)
ホント、バーとかで流れてると思うんだけどなあ。
曲調としては、ボサノヴァからパーカッションを抜いて、メジャー基調からマイナーにしたところに、ちょっとだけファンクの要素を足したような感じなんですけど。
あーもやもやする。
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