星空って、好きだな。
群馬に居たときは怖くて
夜一人で外になんか出られなくて
一回も星空なんて見なかったけど
昨日サンフランシスコから此処に戻ってくるとき
車の中から見た空は
今まで一回も見たことが無いくらいの
大量の星で埋め尽くされていた
あんな星空を見たのは初めてで
思わず友達に
「あれって本当の星空?」
って、
間抜けな質問してしまった。
どうしても頭から抜けない、
もし彼が隣に居てくれたら。
もし彼が隣に居てくれたら
写真に写る私の笑顔は、もっと輝いているんだろうな。
もし彼が隣に居てくれたら
ジェットコースターも、もっと楽しかったかもしれない。
もし彼が隣に居てくれたら
怖がらずにもっと沖側まで行けたはず。
もし彼が隣に居てくれたら
あの夜景はもっと感動的だったかもしれない。
もし彼が隣に居てくれたら
友達に怯えるなんて愚かなことせず、心地よく眠れたんだろうな…。
考えても仕方ない、
そんなこと、わかってる。
だけどさ、
止まらないんだよ。
目を閉じればそこは
彼と私の思い出の世界で
そこには甘くて心地の良い思い出だけがあって
私はいつまでもそこに居たいのに
朝は容赦なくやってきて
私をその居心地の良い世界から引き離す。
思い出の世界では
私は生きてゆくことはできない。
わかってる、わかってるよ。
どうしてまださよならしていないのに
身体が隣に無いだけで
こんなに苦しいんだろうね。
昨日見た星空は、
哀しいくらい綺麗だった。
もし彼が隣に居てくれたら
あの星空は
愛おしいくらい綺麗だったんだろうなあ。
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