なんだか、切ない。

切なくないですか？

ある人にとても愛されているけれど、自分はその人のことを異性として見ていないとき。



私のことをとても愛してくれているのが痛いほど伝わってきて、
とても良い人で、一緒にいてとても楽しいと思えるのだけれど、

でも、私はその人を愛していない。ひとりの男性として見ることができない。


このままその関係を続けるのは、ただ彼の愛を利用しているだけのような気がしてなんだか嫌だし、とても切ない。

だけど、彼は私の良き友達だから、ここで縁を切りたくはない。


まあ、どのみち遠くに居るので、恋愛に発展することは物理的に無理なのですが…



今までは、私が思っているのと同じように、
彼も私のことを良き友人だと思ってくれているのだと思っていた。

だけど、この間会って話をしたとき、それは違う、と気付いてしまった。

私に一目でも会わんとする彼の必死さに気付いてしまった。
It made me happy, but meanwhile it also made me feel sorry for him.


私の”あいたい”と、
彼の”あいたい”は、
意味が違った。




一時期、自棄になったことがあって、
身体を重ねることなんて、誰とでもできるものなんだ。
と思っていたことがあるのですが

それは間違いでした。
やっぱり愛していない人になんて本当の自分を見せきれない。


だけど、切ないのです。
彼からの愛が大きすぎて、私はそれを受け止めてあげることができない。
それが、切ないのです。


今、私はあの辛かった失恋を乗り越えて、新たな道を歩み始めているけれど、
それでもやっぱり、次の人として彼を考えることはできない。

どんなに恋愛に飢えていても、彼とそうなることは望んでいない。


神様は、やっぱり意地悪だね。
私はどうしてこんなに複雑な恋愛をしなければならなかったのだろう。
もっと、単純に、純粋に、恋がしたかった。