シロちゃんからもらった林檎が美味しい。
長野産じゃない林檎をきっと久しぶりに食べたよ、
蜜がたくさん入っていて、甘酸っぱくてホント美味しかった。
あとひとつ残ってるけど、食べてなくなっちゃうのが寂しいな。
長野のおうちに帰れば問答無用で毎日林檎尽くしだろうけどさ。
リプトンのキャラメルミルクティー美味しいかも。
けどミルクティーっていうかキャラメルティー?
うーんでもミルクティー。
最初ミルクが来て、後からキャラメルが来る。
幸せだな。
食べたいものも飲みたいものも手に入る。
なのに
どうして今、私はこんなに悲しいんだろう。
どうして人間には心があるのかな。
なかったら、
こんなささいなことで、
胸が苦しいほど悩んだり
落ちたりしないのに。
どうして私はこんなに考えてしまうんだろう。
世の中には考える必要の無いことだって在るのに。
私っていう人間は、どういうもので構成されてこうなったんだろう。
「私」という人間は一人しか居なくて、
他の誰とも違うのは当たり前だけど、
明らかに他の人と違いすぎている。
皆と同じ環境で育って―――
山に囲まれて、美しい自然の中でやんちゃに育って。
あ。
そっか。
いろいろ皆と違うことを経験した。
人間不信になって、
自殺を考えた時期があって、
一人ぼっちの寂しさを嫌というほど味わって、
先生にも親にもしっかり反抗することができなくて、
いつも上の誰かの言いなりで、
それが嫌だったから
制服改造して鞄つぶして悪友とつるんで、
授業放棄して先生にガンとばして
でも「いい子」っていうレッテルは剥がれなかった。
先生に見離されることに耐える勇気がなかったから。
勉強が好きだったから。
成績が悪いわけじゃないけど
とびきりできるわけでもなく。
怒られもせず褒められもせず。
キレると物をよく壊した。
妹や弟に当たった。
音楽を爆音で聴いた。
昔親が私にそうしたように、自分の身体を傷付ける。
私はどれだけの脳細胞を、壁に打ち付けて失ったかな。
抓って叩いて真っ赤になった腕は醜かった。
自分で自分の心を傷付ける。
ネガティヴ。
自虐的。
だって私が行動する全ての物事は、陰口の絶好の種だった。
人権なんてなかったのよ、あの頃の私には。
人を好きになった。
けれど愛せなかった。
素敵な音楽に出会ってきた。
どんなときも私を救ってくれた。
だけど今、救ってもらえない。
音楽に甘えすぎた。
あの時以来、どんなときも考えることを忘れなかった。
「独り」が私に与えたもの。
考えること。
想像。
妄想。
学校で独りって、時間がたくさんあるの。
暇だったの。
考えることしかやることなかったの。
深く考えすぎだよってよく言われるのは、
きっとこのとき身に付いたスキルが抜けてないんだろう。
過去を全て消し去って、
考えすぎない人間になりたい。
本当に私は考えすぎてるの?
考えすぎなの?
あくまで普通に考えて居るのだけれど。
文字にしたら少し自分がわかった。
向き合いたくない過去と向き合うのも、たまには必要だね。
それでも今幸せなのは、
今私のまわりに居る人が
私を見捨てずに居てくれているから。
有難う
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